共産党4中総会が開幕 課題山積、党の指導強化へ

中国共産党の重要会議「4中総会」が開幕した
中国共産党の重要会議「4中総会」が開幕した

 【北京=西見由章】中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第4回総会(4中総会)が28日、北京で開幕し、習近平総書記(国家主席)が「中国の特色ある社会主義制度の堅持と改善」や「国家統治体系と統治能力の現代化の推進」に関する党決定の草案について説明した。国営新華社通信が伝えた。決定内容は31日の閉幕後に公表される。

 米中貿易摩擦や経済成長の減速、香港の混乱といった内外の難題が山積する中、習指導部は一党独裁体制の維持に向けて、政治や経済、社会など「国家統治」の幅広い分野で党の指導を一層強化する方針を打ち出すもようだ。