石平のChina Watch

「湾湾、家に帰ろう」の茶番

台北の総統府前で行われた「双十節」の式典で演説する蔡英文総統=10月10日(田中靖人撮影)
台北の総統府前で行われた「双十節」の式典で演説する蔡英文総統=10月10日(田中靖人撮影)

 今月上旬、台湾と中国との間で興味深い「女性ニュースキャスター対決」が演じられた。4日、中国中央テレビ局ニュースキャスターの海霞さんが自局のニュース番組で、台湾問題についてコメントしたとき、「台湾の前途は祖国(中国)との統一にある」と断じたうえで、「湾湾よ、家に帰ろう」と発言した。

 中国では昔から、子供の下の名前の一文字を取り、親しさを込めて2回連続で呼ぶ習慣がある。海霞さんが、ここで台湾のことを「湾湾」と呼んだのは、要するに「親」となったかのような目線で、台湾の人々に、「家に帰ろう=中国の一部になろう」と呼びかけたわけである。

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