ソウルから 倭人の眼

日韓GSOMIA騒動の無為な3カ月 韓国の対日姿勢は健在

GSOMIAの破棄回避と延長を1面トップで報じた韓国各紙
GSOMIAの破棄回避と延長を1面トップで報じた韓国各紙

 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は、韓国の破棄決定による失効が期限直前の土壇場で回避された。協定は自動的に延長され、効力は維持されている。8月に破棄決定を宣言した韓国では今、3カ月にわたる騒動の末の虚脱感と奇妙な安堵(あんど)感が漂っている。(ソウル 名村隆寛)

振り上げた拳は

 GSOMIA破棄の一転しての回避について韓国では、日米韓、特に米韓関係の「破局が避けられた」として、おおむね歓迎されている。

 韓国政府は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を筆頭に一貫して、日本政府が韓国への輸出管理の厳格化措置を撤回しないことを、協定破棄の理由に挙げていた。

 文氏は協定失効(23日午前0時)が迫っていた19日夜、MBCテレビの「国民との対話」という特別企画番組に生出演。スタジオにいる約300人の市民を前に「最後の瞬間までGSOMIA終了の事態を避けることができるなら、日本とともに努力する」と語っていた。協定の「終了回避」や「日本との努力」といった聞こえのいい言葉ではあったが、文氏が言いたいことはひとつ。「輸出統制(管理厳格化)の措置を撤回せよ」ということだ。

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