ウイグルで進む中国化 民族・街の改造加速 「明日の香港」懸念も

中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区のウイグル族居住区に掲げられた「愛党愛国」と書かれたスローガン=2018年2月(共同)
中国新疆ウイグル自治区カシュガル地区のウイグル族居住区に掲げられた「愛党愛国」と書かれたスローガン=2018年2月(共同)

 中国の習近平政権は「宗教の中国化」を掲げ、新疆ウイグル自治区で民族の改造を進めている。自治区各地で少数民族のウイグル族らを収容している「職業技能教育訓練センター」はその一環だ。反中デモが続く香港でも「愛国者による香港統治」を強調し始めた。市民の間では「香港人の改造」に向けた動きへの警戒が広がっている。

 新疆ウイグル自治区西端のカシュガル。中心部のウイグル族居住区に、中国最大のモスク(イスラム教礼拝所)がある。