中国ウオッチ

ヒスイ、高級酒、タバコ‥名産品汚職で4000人処分 「反腐敗闘争」後も復活

中国の習近平国家主席(AP)による反腐敗闘争にも関わらず、高級酒やたばこをめぐる汚職は後を絶たない
中国の習近平国家主席(AP)による反腐敗闘争にも関わらず、高級酒やたばこをめぐる汚職は後を絶たない

 中国の国家監察委員会と共産党中央規律検査委員会は11月下旬、高級酒やタバコなど各地の名産品の利権を悪用した汚職や官官接待などの不正があったとして、全国の党や国有企業幹部ら約4000人を処分、うち約750人を司法機関に送致したと発表した。習近平指導部が、汚職撲滅と同時に権力の掌握を図る「反腐敗闘争」を始めた2012年秋以降、中国では公務員への贈答や飲食接待は下火になっていたはずだが、「政治とカネ」ならぬ「政治と特産品」の問題は根深いようだ。(北京 西見由章)

 今回の汚職調査キャンペーンの特徴は、現金や不動産ではなく、各地の名産品を悪用した不正に焦点を絞っている点だ。新疆ウイグル自治区では党幹部らが職権を乱用して「ホータン玉(ぎょく)」と呼ばれる名物のヒスイを安値で仕入れ、高値で売り飛ばす手口で荒稼ぎしたり、不法採掘に便宜を図ったりしていた。青海省やチベット自治区では強壮剤として珍重される菌類「冬虫夏草」を公費で購入し、贈答用にしたり着服したりしていたという。

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