国際情勢分析

「台湾問題は南北戦争が手本」「新疆の強制収容所に入るのでは」米中識者が舌戦

日本国際問題研究所のシンポジウムで持参した幕を掲げる劉明福氏(中央左)と、マイケル・ピルズベリー氏(同右)=12月2日、東京都内
日本国際問題研究所のシンポジウムで持参した幕を掲げる劉明福氏(中央左)と、マイケル・ピルズベリー氏(同右)=12月2日、東京都内

 日本国際問題研究所が2日に東京都内で開いた初の大型シンポジウム「第1回東京グローバル・ダイアログ」で、米中識者が外交・安全保障問題に関して激しい論戦を展開した。その白熱した議論は一般参加者の質問にも波及し、“場外”も巻き込んだ異例の応酬となった。(外信部 坂本一之)

冒頭から挑発

 激しい議論が繰り広げられたのは「新たな米中戦略的競争と国際社会」をテーマにした会合だ。壇上にはスピーカーとして米ハドソン研究所シニアフェローのマイケル・ピルズベリー氏と、中国国防大学教授の劉明福氏が登場。ピルズベリー氏と劉氏の間に日本人識者2人が入る形でスピーカー4人が並んだ。

 スーツ姿で登場した劉氏は、著書『中国夢』で世界一の軍事強国を追求すべきだと訴え、習近平国家主席に影響を与えたとされる上級大佐だ。日本外務省の幹部がひっそりと会場で劉氏の話に耳を傾けるなど、その注目度は高かった。軍人独特の力強い言い回しで話し始めた劉氏は、冒頭から米国の識者を挑発した。

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