矢板明夫の中国点描

中国離れがもたらす台湾の好景気

台北郊外の新北市で開いた選挙集会で、気勢を上げる蔡英文総統=1日(田中靖人撮影)
台北郊外の新北市で開いた選挙集会で、気勢を上げる蔡英文総統=1日(田中靖人撮影)

 「台商回流!7千億元」

 来年1月11日に行われる台湾の総統選挙を控え、台湾各地を飛び回る与党・民主進歩党の公認候補、現職の蔡英文総統が演説で、呪文のように繰り返し強調しているフレーズだ。

 米中貿易戦争や中国の景気低迷などを理由に、最近、中国での生産拠点を台湾に戻す台湾企業(台商)が急増し、今年発生した台湾への回流投資案件の累計金額は7千億台湾元(約2兆5千億円)に達した。蔡氏はこの数字を政権が経済を活性化させた実績として、大きくアピールしている。

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