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トランプ式「貿易戦争」、中国から20年はEUに戦線拡大か

トランプ米政権は、欧州航空機大手エアバスに補助金を投じる欧州連合(EU)に対して追加関税を発動。EUとの対立激化を辞さない姿勢をみせる=写真はエアバス機(AP)
トランプ米政権は、欧州航空機大手エアバスに補助金を投じる欧州連合(EU)に対して追加関税を発動。EUとの対立激化を辞さない姿勢をみせる=写真はエアバス機(AP)

 トランプ米政権は中国との貿易協議で「第1段階」合意をまとめ、2020年に「貿易戦争」の戦線を欧州連合(EU)に拡大する構えをみせている。米国とEU各国は航空機メーカーへの補助金やデジタル課税をめぐる火種を抱える。トランプ政権は貿易相手に譲歩を迫るため、一方的に追加関税を発動する手法を手放さないとみられ、米中合意後も、貿易摩擦が激化するリスクは消えてない。(ワシントン 塩原永久)

追加関税「引き上げるかも」

 トランプ政権で貿易交渉を主導するライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は19年12月17日、米FOXビジネスの番組で、米中合意後の優先課題を語った。

 「米国は(EUと)非常に不均衡な関係となっている」。ライトハイザー氏はこう述べて、巨額の対EU貿易赤字に不満を表明。貿易不均衡の是正を優先するとして、EUからの輸入品にかけている追加関税を「引き上げるかもしれない」と話した。

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