解読

乱世…欧州の進むべき道は 元ベルリン支局長・宮下日出男

 2020年代が幕を開けた。既存の国際秩序の動揺が顕在化した10年代。東西冷戦終結30年の節目と重なった最後の19年は、米中を中心にパワーポリティクスの時代再来を印象付けた。「誰が敵で誰が味方か」の判別も難しい乱世をどう生き抜くか。欧州は米国からの自立も模索するが、道は険しく、価値観を共有する日本もその行方に無関心ではいられない。

                   

 ■まず米との関係再構築

 昨年12月10日、日本とドイツの安全保障協力について両国の有識者らが意見交換するイベントが都内で開かれた。「ルールに基づくリベラルな(国際)秩序が圧力にさらされているというが、誰が(秩序への)挑戦者なのか?」。司会者のこんな質問に日独の有識者の見解が割れた。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください