ゴーン会見、海外どう見た? 仏紙「名誉回復は法廷だけ」 米紙「とりとめない長い話」

記者会見に臨むカルロス・ゴーン被告=8日、ベイルート(ロイター)
記者会見に臨むカルロス・ゴーン被告=8日、ベイルート(ロイター)

 保釈中にレバノンヘ逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などの罪で起訴=が8日にベイルートで開いた記者会見は、欧米では大きな関心を持って報じられた。しかし、レバノンをはじめ中東諸国では淡々と報道され、目立った論調もなかった。

(パリ 三井美奈、ニューヨーク 上塚真由、ベイルート 佐藤貴生)

 ゴーン被告の記者会見は、フランスではテレビのニュースチャンネルが生中継した。

 9日付保守系仏紙フィガロは一面で「反撃」の見出しを掲げ、5ページを使って会見やレバノンの様子を報じた。