イラン軍事力の実力とは 制裁下で磨く国産兵器と戦術

 【ロンドン=板東和正】地対空ミサイルでウクライナの旅客機を誤射した可能性が浮上したイランは、命中精度が高い国産兵器の開発を加速させている。米国との緊張がなお続く中、軍事衝突ともなれば、米国側にどれほどの被害を及ぼす能力があるのか-。

 国連制裁により2010年以降、兵器輸入が制限されたイランは、ミサイルやドローンなどの兵器を国内開発し、軍事力を飛躍的に伸ばしてきた。とりわけミサイルの能力は米国防総省が「中東で最大」と認めるほどだ。中東問題を研究する英キングス・カレッジ・ロンドンのアンドリアス・クレイグ助教授は「イランは射程の長いミサイルを同時に多く発射できるだけでなく、目標に正確に到達させる技術が非常に高い」と分析する。

特集「緊迫、米イラン」