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ゴーン被告に「共感」 逃亡劇“中心人物”の波乱人生 

8日、レバノンの首都ベイルートで会見する日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(AP)
8日、レバノンの首都ベイルートで会見する日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(AP)

 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などの罪で起訴=のレバノンへの逃亡劇では、「グリーンベレー」と呼ばれる米陸軍特殊部隊に所属経験を持つ、紛争地帯の「警護のプロ」が関わっていた可能性が高まっている。ゴーン被告の会見でも語られなかった逃亡の経緯。日本の“国境”はどのように破られたのか。(ニューヨーク 上塚真由)

脱出予算は数億円か

 ゴーン被告の逃亡に同行し、作戦の中心人物とみられているのが、元陸軍特殊部隊員のマイケル・テイラー氏(59)だ。退役軍人専門の米ニュースサイトは6日、テイラー氏のインタビューを掲載。テイラー氏は、自身がゴーン被告の逃亡に関わったかどうかは明言せず、「最も重要なことは、ゴーン氏は(日本で)ひどい人質状態だった。もし彼が、北朝鮮や中国から逃亡したとすれば、全く違う話になっていただろう」と語った。インタビューではゴーン被告の持論をそのまま踏襲し、ルノーとの経営統合を望まなかった日産が検察当局と結託してゴーン被告を無理やり逮捕したと訴え、逃亡を正当化してみせた。

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