台湾の選択

(下)「反中」の火の手、台湾から再び香港に

民進党の集会で、「台湾は独立した国だ」と書かれたメッセージを掲げる参加者=11日、台北市(共同)
民進党の集会で、「台湾は独立した国だ」と書かれたメッセージを掲げる参加者=11日、台北市(共同)

 11日夜、台北で行われた蔡英文総統の集会。台湾総統選で再選を果たした蔡氏が深々と頭を下げた先には、喜びに沸く支持者らの姿があった。その真ん中に黒い旗が掲げられていた。

 書かれていた文字は「香港を取り戻せ、革命の時だ!」。香港で7カ月続くデモのスローガンである。蔡氏再選は、「中国がいかに民主と人権を侵害しているか」を身をもって示してきた香港市民のおかげ、といっても過言ではない。

 今回の総統選を視察するため香港からは民主派、学者、メディア関係者ら700人以上が台湾を訪れた。中国系香港紙、文匯報は中国当局の見方を代弁して、「台湾独立分子と香港独立分子は結託している」と危機感を募らせている。

 総統選が行われた11日、中国人民解放軍に動きがあった。台湾侵攻の主力部隊となる東部戦区陸軍の機動作戦部隊「第73集団軍」が、新年の訓練開始を宣言してこう威嚇したのだ。

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