ロシア深層

ロシアの海上原発は大丈夫なのか 輸出の切り札狙うが

 ロシアが「世界初」と触れ込む海上原子力発電所(船舶型原発)が昨年末、露極東チュコト自治管区のペベク港で電力供給を始めた。ロシアは世界の原発市場で猛進撃を続けており、海上原発を輸出の新たな切り札としたい考えだ。

 海上原発の外観は豪華客船を思わせる。内部には原子炉2基が搭載されており、計70メガワットの出力を得られる。これは10万人程度の都市生活を支えていくのに十分な電力だという。

 露国営原子力企業のロスアトムは海上原発について、送電が困難な遠隔沿岸部でのエネルギー確保を可能にするものだと説明。すでに原子力砕氷船で利用されている原子炉を基礎にしており、安全性が実証された技術だと主張している。

 同社は、北極海航路の沿岸整備や北極圏の資源開発でも海上原発が重要な役割を果たすと意気込む。

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