中国・天津の大規模インフラ投資に見た経済リスク GDP2年連続減速

13日、中国・天津の浜海新区に新設された金融街。工事が止まっているようなビルが目立ち、平日の昼間にも関わらず人通りは少なかった(三塚聖平撮影)
13日、中国・天津の浜海新区に新設された金融街。工事が止まっているようなビルが目立ち、平日の昼間にも関わらず人通りは少なかった(三塚聖平撮影)

 中国の2019年の実質国内総生産(GDP)が前年比6・1%増と、2年連続で減速して29年ぶりとなる低い伸び率を記録した。中国政府は減税や金融緩和といった景気下支え策を打ち出すが、過去に見られたような大規模インフラ投資といった景気刺激策には慎重姿勢を保つ。過剰債務を始めとした構造問題が重荷となり、じわじわと進む景気悪化を前に、思い切った手を打てずにいる。

 「この辺には完成間近で建設が中断しているビルが多い。本当に無駄遣いよ」

 天津市中心部から南東に約50キロの場所に位置する浜海新区にある新設の金融街で、山東省出身の女性タクシー運転手がため息をついた。周囲を見渡すと建設が止まったとみられる人けのない高層ビルが目立つ。

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