当世インド事情

ベストショットを狙って転落 世界で相次ぐ「自撮り死」件数1位の国

インド北東部アッサム州の自然保護区でゾウと自撮りする当局者=2019年11月(AP)
インド北東部アッサム州の自然保護区でゾウと自撮りする当局者=2019年11月(AP)

 近年、爆発的に広がった行動の1つがスマートフォンなどによる自撮り(セルフィー)だ。SNSの発達にも後押しされ、観光地やイベントで自らを被写体をする行為は当たり前となったが、それに伴う事故死が世界で相次ぐ。ベストショットを狙うあまり、断崖から転落するなどの悲劇だ。死者の半分以上を占めるのがインド。「セルフィーは死につながる」と訴える事故撲滅キャンペーンも始まった。(シンガポール 森浩)

250人以上が死亡「サメを超える脅威」

 自撮りが急速に広まったのはスマホの普及が本格化した2010年代に入ってからだ。「セルフィー」という単語は、13年にオックスフォード英語辞典による「今年の言葉」に選ばれた。自分にカメラを向け、自分のタイミングでシャッターを押す行為の拡大は、写真史における重要事件とも言えるかもしれない。

 それに伴って増えているのが、自撮りが引き起こす事故だ。直近では12日にも豪州シドニーで、英国のモデルが展望台から転落して死亡。「セルフィースポット」として有名な地点だった。昨年11月にはタイ・サムイ島で自撮りを試みていたフランス人男性が転落死した。

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