新型肺炎、武漢は今…妊婦検診受けられず、嘔吐物放置の病院も

患者を病院へ連れて行く病院職員=28日、武漢(ロイター)
患者を病院へ連れて行く病院職員=28日、武漢(ロイター)

【北京=西見由章】中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染者は28日、中国本土だけで4000人、死者は100人を超えた。感染の拠点となった湖北省武漢市は外部との交通が遮断され、孤立した被災地の様相を呈している。武漢市民や在留邦人への電話取材などを通じて、世界的な感染拡大を引き起こした“震源地”の現状が浮かび上がってきた。

 「病院で妊婦検診が受けられなくなり、今は電話での問診だけです」。武漢市に住む妊婦の張さん(29)は産経新聞の取材に不安を隠さなかった。通っていた病院は現在、発熱患者だけを受け入れている。再び通院が認められるのは来月の出産直前だという。

 スーパーで日用品は買えるが、野菜が値上がりしており、張さんによると28日はハクサイが一つ40元(約630円)。野菜は価格が15~25%上昇しているとの証言もある。

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