離脱の世界

(上) 分裂する欧州、英独仏は結束 ジョンソン氏、中国に秋波

8日、ロンドンで行われたジョンソン英首相(左)とフォンデアライエン欧州委員長の初会談(ロイター)
8日、ロンドンで行われたジョンソン英首相(左)とフォンデアライエン欧州委員長の初会談(ロイター)

 英国の欧州連合(EU)離脱騒動が、ようやく終わった。ブリュッセルの欧州議会は29日、離脱協定を承認した。みんなでスコットランド民謡「蛍の光」を歌い、英議員に別れを告げた。EU本部では31日、静かに英国旗が降ろされる。

 舞台裏では新しい動きが急速に進む。離脱の条件で対立してきた英国とEUが一転して関係再構築に動き出した。英国と独仏の3カ国は結束し1月、イラン危機やリビア内戦で、米国と異なる歩調をとった。

 新たな関係は8日、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の初会談で示された。ロンドンの首相官邸で、ジョンソン氏は記者たちに「ウルズラ(同委員長)と僕は、同じ学校にいたんだよ」と愛嬌(あいきょう)たっぷりに紹介した。6歳上の委員長は「時期が違うわよ」と笑顔でいなした。2人は実際、ブリュッセルの同じ小学校に通ったことがあった。

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