李登輝秘録

第8部 日本よ台湾よ(6)総統と台北支局のホットライン

産経新聞の元台北支局長、吉田信行(左)と総統府で握手する李登輝=1995年8月18日(李登輝基金会提供)
産経新聞の元台北支局長、吉田信行(左)と総統府で握手する李登輝=1995年8月18日(李登輝基金会提供)

 司馬遼太郎は「街道をゆく 四十『台湾紀行』」にこう書いた。「日本のどの新聞社も台北に支局を置いていないが、吉田氏の属する産経新聞社だけは、例外である」。1993年1月に台湾を訪れたときだ。

 「吉田氏」とは当時、産経新聞の特派員で、台北支局長だった吉田信行(1941年生まれ)のこと。司馬の台湾取材を助け、94年3月には再訪した司馬を総統府に案内して、李登輝との対談にも立ち会った。

 72年に日本が台湾と断交した後、産経を除くメディアは続々と台北を去り、拠点を北京に移していく。

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