離脱の世界

(下) 英の船出、ぶれる羅針盤 「自分第一」のジョンソン外交

 欧州連合(EU)からの離脱が約1週間後に迫った1月25日、ジョンソン英首相は声明を出した。「グローバルで先駆的な国家になる」。離脱後、世界と自由貿易を積極的に進めるとの決意だ。EUから「主権」を回復し、英国は世界の大海原へ船出する。ただ、羅針盤の針が定まらないとの不安が、国内では拭えない。

 先立つ24日、英首相官邸の空気が張り詰めた。米英首脳が電話会談し、英紙タイムズによると、トランプ米大統領がジョンソン氏にこう迫った。「英国との関係にひびが入り、離脱の祝いを台無しにしかねない」

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