中国、封じ込め失敗した国の烙印 威信失墜、経済へ打撃拡大 WHO緊急事態宣言

中国・武漢の病院で、防護服姿で新型肺炎の患者の手当てをする看護師=1月29日(新華社=共同)
中国・武漢の病院で、防護服姿で新型肺炎の患者の手当てをする看護師=1月29日(新華社=共同)

 【北京=西見由章】世界保健機関(WHO)が肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言したことを受けて、中国当局は経済的な影響の拡大に加えて、感染の封じ込めに失敗した国として烙印(らくいん)を押され、国内外で威信が失墜する事態を懸念している。

 中国は2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)への対応で、情報隠蔽(いんぺい)などを理由に国際的な批判を浴びた苦い経験がある。中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は緊急事態宣言後の声明で「中国政府は最も全面的で厳格な予防・抑制措置をとり、その多くは(宣言の根拠となる)国際保健規則の要求をはるかに超えている」と強調した。感染拡大に対応できない中国が、国際機関から指図を受けたかのような印象は避けたい思惑がのぞく。

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