ペロシ議長、トランプ氏の演説原稿破り捨て 極まる対立と分断

米議会でトランプ大統領の一般教書演説の原稿を破るペロシ下院議長(右)=4日、ワシントン(ロイター)
米議会でトランプ大統領の一般教書演説の原稿を破るペロシ下院議長(右)=4日、ワシントン(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】ウクライナ疑惑をめぐるトランプ米大統領の弾劾裁判中に行われた一般教書演説は、米国政治が深刻な「対立と分断の時代」に陥ったことを印象づけた。トランプ氏は「経済衰退の時代は終わった」と実績を繰り返し誇示。議場に響き渡る拍手を送る共和党の議席に対し、民主党側はブーイングと沈黙で応じた。最後は演台の背後にいた同党のペロシ下院議長が、演説原稿を破り捨てる前代未聞の締めくくりとなった。

 議場の目を奪ったのは、約1時間20分の演説を聞き終えたペロシ氏が、演台を後にしようとするトランプ氏にみせつけるように、原稿を数度にわたって破ったときだ。

 一般教書演説はテレビ中継を数千万人が視聴する。ベテラン政治家のペロシ氏は、そのシーンが全米に放映されることを承知で、トランプ氏への“抗議”に出たとみられる。

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