佐藤優の世界裏舞台

異例の北村・プーチン会談

モスクワ郊外のロシア大統領公邸にプーチン大統領(右)を表敬訪問し、握手する北村滋国家安全保障局長=1月16日(タス=共同)
モスクワ郊外のロシア大統領公邸にプーチン大統領(右)を表敬訪問し、握手する北村滋国家安全保障局長=1月16日(タス=共同)

 1月15日、ロシアのメドベージェフ首相は、プーチン大統領(67)に内閣総辞職を願い出た。これを受け入れ、プーチン氏は後任首相にミハイル・ミシュスチン税務庁長官(53)を指名した。翌16日、国家院(下院)は、賛成多数でミシュスチン首相人事を承認した。また、15日に行った大統領年次教書演説でプーチン氏は、大統領任期を「連続2期を超えてはならない」と定める現行憲法の規定を最長2期までとすることを提案。同一人物が大統領を3期以上務めることを禁止し、プーチン氏自身が現在の任期を超えて大統領を続けることができなくなる内容を提示した。

 大統領引退後もプーチン氏が「院政」を敷く準備をしているという見方をする論者がいるが、筆者はそう考えない。ロシアでは、権力は人にではなく、大統領ポストにつくからだ。

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