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感染症が暴いた習近平体制の病弊 古森義久

2019年12月20日、マカオで開かれた中国返還20年の式典で演説する習近平国家主席(ロイター=共同)
2019年12月20日、マカオで開かれた中国返還20年の式典で演説する習近平国家主席(ロイター=共同)

 米国では中国でのコロナウイルス感染症の爆発的な広がりに対して共産党独裁の根本的な欠陥の露呈ととらえ、とくに習近平体制の失態と危機とみなす認識が広まってきた。今回の事件は全世界の中国への見方を変え、中国を実際に弱くするという見解でもある。

 米国の官民あげてのいまの中国コロナウイルス論議では日本と異なり「肺炎」という言葉がまったく使われない。この感染症を肺炎だとする根拠はなく、実態はなお不明だという思考からだろう。

 米国各界ではこの感染症を公衆衛生の危機だけでなく中国という国家のあり方に連結させて習独裁体制を非難する見方が2月上旬までには定着してきた。

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