新型肺炎

中国で高まる「言論の自由」要求 死者数に疑問、調査の弁護士拘束か

新型肺炎患者の検査をする医療従事者=(新華社=共同)
新型肺炎患者の検査をする医療従事者=(新華社=共同)

 【北京=西見由章】新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国で、「言論の自由」を求める国内世論が高まっている。早期に原因不明の肺炎への警鐘を鳴らしながら「デマを流した」として処分された湖北省武漢市の医師が感染して死去したことを受け、言論統制社会が被害の拡大を招いたとの認識が広がっているためだ。当局による公表死者数への疑念も広がる中、病院や火葬場などを現地調査していた中国人弁護士が当局から「強制隔離」措置を受けたことも判明した。

 「ウイルスの感染力は強くないとデマを流した当局者の責任は問わないのか」

 中国版ツイッター「微博」には、7日に死去した李文亮医師(33)への追悼に加えて、当局の言論統制への批判が削除されないまま残る。「声を上げる自由を与えよ。これは憲法がわれわれに賦与した権利だ」といった直接的なコメントもある。削除しきれないほど多いのが原因とみられるが、これまでは考えられなかった事態だ。

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