台湾、SARSの教訓生かす 陳副総統「国際防疫網の穴にするな」

26日、台北の総統府で、産経新聞の取材に応じる陳建仁副総統(田中靖人撮影)
26日、台北の総統府で、産経新聞の取材に応じる陳建仁副総統(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾の陳建仁副総統は26日の産経新聞の取材に、台湾当局が2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)への対応の経験から体制を再整備したことが、今回の新型コロナウイルス対策の成功につながっていると強調した。一方で、台湾が世界保健機関(WHO)に加盟していないことで「国際的な防疫網の穴になってはいけない」とも述べた。

 陳氏は衛生署長(衛生相に相当=当時)としてSARSに対応した過去を「台湾は国際防疫の孤児だった」と振り返った。病因や診断法も治療法もWHOから得られず、中国が台湾に提供したとする情報は「新聞に書いてある」程度。診断に必要な検体は米国から入手し、香港などの状況を参考に対策を立てた。陳氏は「WHOに加盟していれば、不幸な院内感染は起きなかった」と悔やんだ。

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