中国、習氏訪日へ環境一層厳しく 「日本で感染リスク」も

 会談前に中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)共産党政治局員(左)と握手する茂木外相=28日午後、外務省(代表撮影)
 会談前に中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)共産党政治局員(左)と握手する茂木外相=28日午後、外務省(代表撮影)

  【北京=西見由章】中国当局が新型コロナウイルスの感染対策を最優先に取り組む中、外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員が28日、あえて日本を訪問したのは、予定通り4月上旬に習近平国家主席の国賓訪日を実現したい中国側の意向の表れといえる。ただ国内の感染は依然、「(収束に向けた)転換点を迎えてはいない」(習氏)状況で、延期された立法機関、全国人民代表大会(全人代)の開幕時期も決められないままだ。日本国内の感染拡大も続いており、訪日実施に向けた環境は一層厳しさを増している。