黒田勝弘のから(韓)くに便り

「体は遠く心は近く」 挙国的防疫も韓国的

韓国・大邱で開かれた新型コロナウイルスの対策会議に出席する文在寅大統領(中央)=2月25日、(聯合=共同)
韓国・大邱で開かれた新型コロナウイルスの対策会議に出席する文在寅大統領(中央)=2月25日、(聯合=共同)

 新型コロナウイルス対策で韓国は文字通り挙国体制だが、いつものようにそれでもやはり日本が気になる。当初は日本での大型クルーズ船の感染状況が国際的に大きな問題になっていたため「日本も意外にダメだな」といってどこか見下して留飲を下げる感じがあったが、その後、自国内で感染者が急増しそれどころではなくなった。

 となると今度は日本の感染者数が少ないことが気になる。そこで登場したのが「日本は韓国に比べて検査体制が遅れているので数字が少ない」という主張で、メディアには「だから感染者数が多いということは決して悪いことではないのだ」といった当局者や識者の妙な“自慢話”まで紹介された。