劇場型半島

複数の反日団体が韓国総選挙の裏の主役に

マスクをつけて韓国大統領府での会議に出席する文在寅大統領(右)ら=3月19日、ソウル(AP)
マスクをつけて韓国大統領府での会議に出席する文在寅大統領(右)ら=3月19日、ソウル(AP)

 韓国で4月15日に投開票される総選挙で、複数の反日団体が存在感を見せている。昨年の日韓対立に乗じて生まれた団体のメンバーらは、選挙制度の抜け道として与党が立ち上げた“ダミー党”の中核に入り込んだ。ソウルの日本大使館前に慰安婦像を建てた団体トップがその党の候補に選出されたほか、日本メディアなどを標的に違法デモを繰り返した親北朝鮮学生団体は、保守系候補への露骨な妨害を繰り広げている。(ソウル 桜井紀雄)

日本へのかみつき役

 韓国の総選挙は、小選挙区と比例代表区で計300議席を争う。今回の選挙では、既に別の名前に変わっている「闘犬国民運動本部(犬国本)」という団体に注目が集まった。

 比例代表で小政党に優先的に議席が配分され、二大政党に不利といわれる選挙制度が導入されるのを前に、有利な議席配分を得ようと最大野党「未来統合党」が比例用の別名政党を設立。与党「共に民主党」も比例用の「共に市民党」を立ち上げたが、その党を取り仕切っているのが、旧犬国本メンバーだったからだ。

 もとは昨年7月に日本が韓国向け輸出管理を厳格化したことに反発して結成された組織で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に代わって「闘犬」のように日本にかみつく役は自分たちが引き受けるという意味が込められ、日本製品の不買運動などを先導してきた。

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