米海兵隊が全面的な組織再編へ 中国海軍封じ込めを最優先

米海兵隊が全面的な組織再編に向けた10カ年計画を策定したことが明らかになった(ロイター)
米海兵隊が全面的な組織再編に向けた10カ年計画を策定したことが明らかになった(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米海兵隊が南シナ海や東シナ海などでの中国の覇権的行動を封じ込めるため、全面的な組織再編に向けた10カ年計画を策定したことが明らかになった。中東などでの「テロとの戦い」に軸足を置いてきた従来の姿勢を転換し、南・東シナ海周辺の島嶼(とうしょ)部を拠点に中国海軍を封じ込めることを最重要課題に位置付ける内容となっている。

 海兵隊が3月末、バーガー総司令官名で公表した再編計画文書「フォースデザイン(戦力設計)2030」によると、海兵隊はトランプ政権が2018年に発表した国家防衛戦略に基づき、任務の重点を内陸部での対テロ掃討作戦から、インド太平洋地域で米国の「戦略的競争相手」である中国とロシアの脅威への対処に転換する。

 特に、中国による海洋覇権を目指す策動をにらみ、海兵隊の本来の任務である上陸作戦など沿海部での作戦行動を重視し、海軍の作戦を支える前方展開部隊として海軍との統合を強化していくとした。

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