WHOテドロス氏VS台湾 「差別」めぐり場外戦 中国が“かく乱”

記者会見する蔡英文総統=台北市(共同)
記者会見する蔡英文総統=台北市(共同)

 【台北=矢板明夫】世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスとの戦いで、陣頭指揮を執っているはずの世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が突然、「人種差別的な攻撃を受けた」と台湾を批判しはじめた。これを受けて台湾の蔡英文総統は「私たちこそ差別されている」と反論し、「差別問題」をめぐる場外戦に発展した。背景には、5月にも開かれるWHO総会の台湾の参加資格をめぐる中国と台湾の激しい駆け引きがある。