韓国総選挙

日韓関係はさらに悪化か 反日色濃い新議員誕生で

 【ソウル=名村隆寛】韓国総選挙で左派系の与党「共に民主党」が圧勝したことで、最悪な状態の日韓関係に改善の要素は見当たらず、今後の展望はより悲観的になっている。

 選挙で日韓関係は大きな争点にはならなかった。ただ、与党側は保守系の最大野党「未来統合党」の有力候補を攻撃する材料として、日本を巧妙に利用した。同党代表の黄教安(ファン・ギョアン)氏らを「親日派」と呼び、落選運動の標的として批判を続けた。