久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

与党圧勝でスーパーパワー握った文政権、危険な独走に懸念

マスクをつけて韓国大統領府での会議に出席する文在寅大統領(右)ら=3月19日、ソウル(AP)
マスクをつけて韓国大統領府での会議に出席する文在寅大統領(右)ら=3月19日、ソウル(AP)

 15日に行われた韓国総選挙で、文在寅(ムン・ジェイン)政権の左派与党が大勝した。1987年民主化以降の与党では最多議席を獲得し、憲法改正以外のあらゆる法制化が可能なスーパーパワーを手中に収めた。残る任期2年の優先課題は後継政権作りとなるが、圧倒的な勝利で全権を独占した政権の独走が懸念されている。文在寅大統領が長年主張してきた反共法「国家保安法」の解体や、保守派の言論を封じ込めるための規制強化、さらに歴史問題では新たな“親日派処罰法”の実現などが取り沙汰され、早くも危険視する声が聞かれる。

「国の進路危うくなる」

 「こんなことは初めてです。今後2年間で起きる事態によっては韓国という国の進路が危うくなる可能性がある」(韓国政治ジャーナリスト)

 文政権が握った権力は韓国民主化以来、どの政権も持つことができなかった強大なものだ。韓国国会(定数300)には、与野党が対立する法案を上程する場合、5分の3以上(180)の賛成が必要との国会先進化法(2012年)があり、与野党の妥協を促してきた。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください