米大統領選 勝敗のカギ握る新型コロナ対応 ワシントン支局長・黒瀬悦成

米ホワイトハウスで新型コロナウイルスの感染状況について話すトランプ大統領=ワシントン(ゲッティ=共同)
米ホワイトハウスで新型コロナウイルスの感染状況について話すトランプ大統領=ワシントン(ゲッティ=共同)

 米大統領選は、11月3日の投開票まで190日余に迫った。再選を目指す共和党現職のトランプ大統領と、民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領の対決の行方は、トランプ氏が目下の新型コロナウイルス危機を適切に乗り切った上で、経済を再び回復軌道に乗せることができるかにかかっている。

 トランプ氏は新型コロナ対策に関し、自らをウイルスという「見えない敵」と戦う「戦時大統領」に位置付け、国のあらゆる資源を総動員して対策に取り組む姿勢を打ち出した。