北朝鮮、新型コロナ死者267人以上 「疑い」扱いで処理、隠蔽

 【ソウル=桜井紀雄】新型コロナウイルスの感染者が「国内にいない」と世界保健機関(WHO)に報告している北朝鮮で、実際には感染による死者が少なくとも267人出ていることが、韓国の脱北者団体が入手したリストから判明した。北朝鮮が新型コロナにまつわる隔離対象者や死者を全て「疑い例」として処理し、実態を隠蔽していることも浮き彫りになった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の動静が途絶えている背景にも、新型コロナの感染が拡大している事情がありそうだ。

 北朝鮮の軍出身者らでつくる韓国の脱北者組織「北朝鮮人民解放戦線(北民戦)」が、北朝鮮の新型コロナの現況をまとめた幹部向け報告書の内容を得た。他の人への感染を防ぐための自主隔離や強制隔離の対象者も死者も報告上、全て新型コロナの「疑い患者」として扱われている。

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