北朝鮮の金正恩氏、再登場で「人民の指導者」演出も新型コロナの影濃く

1日、北朝鮮・順川の肥料工場の完工式に出席した金正恩朝鮮労働党委員長(中央)と妹の金与正党第1副部長(左から3人目)。背後の看板には「5月1日」と完工式の開催日が書かれている(朝鮮中央通信=共同)
1日、北朝鮮・順川の肥料工場の完工式に出席した金正恩朝鮮労働党委員長(中央)と妹の金与正党第1副部長(左から3人目)。背後の看板には「5月1日」と完工式の開催日が書かれている(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、重体説でその動静に世界の注目が集まる中、再登場の舞台に肥料工場の完工式を選んだ。「人民の食糧問題に心を砕く指導者」像を演出し、新型コロナウイルスの世界的感染拡大にも揺るがない姿勢を誇示した。ただ、今回の重体説騒動は、30代の若き最高指導者にも健康危機が訪れ得る現実を示した。

 「工場の完工は、敵対勢力の制裁や、世界がウイルス伝染病で大災難に陥る中でも、社会主義朝鮮が自力富強の道を進み、勝利することを実証している」

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください