中国独自の宇宙ステーション計画が加速、運搬用ロケット打ち上げ成功 コロナ禍も「克服」強調  

5日、打ち上げに成功した中国最大級の次世代ロケット「長征5号B」=中国海南省(AP)
5日、打ち上げに成功した中国最大級の次世代ロケット「長征5号B」=中国海南省(AP)

 【北京=西見由章】中国当局が、独自の宇宙ステーション建設に向けた動きを加速させている。5日には主要部品を軌道に運搬する際に使用する同国最大級の次世代ロケット「長征5号B」の打ち上げに初めて成功した。過去のロケット開発の失敗や新型コロナウイルスの感染拡大により、2022年前後としていた宇宙ステーションの完成時期がずれ込む可能性もあったが、あくまで当初のスケジュールを固持し、同年秋に開かれる5年に1度の共産党大会に向けて国威の発揚を図る構えだ。

 長征5号Bは5日夜、海南省の文昌宇宙発射場から発射。約8分後に有人飛行船の実験機などを分離し、地球に近い低軌道に乗せることに成功した。16年に初飛行に成功した長征5号を低軌道への搬入向けに改良したロケットで全長53・7メートル、直径約5メートル。低軌道までの運搬能力は中国最大となる22トン以上とされる。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください