コロナ 知は語る

東大教授・松田康博氏 中国の政治宣伝は逆効果

東京大学の松田康博教授(田中靖人撮影)
東京大学の松田康博教授(田中靖人撮影)

 ■対中依存の低下 日本は影響力行使を

 中国が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の発生源となった責任の回避に躍起だ。東大東洋文化研究所の松田康博教授はその姿勢を「政治宣伝は逆効果」と断じる一方で、日本にとっては中国に対して影響力を行使する機会ともみる。

内向きな工作

 --国内の感染を封じ込めた中国の動きを、どうみる

 「中国は昨年末から今年1月にかけた湖北省武漢市での感染爆発と情報隠蔽(いんぺい)、海外への渡航制限の遅れという、政治体制を原因とする2つの問題で感染拡大を引き起こした。習近平指導部は外交戦略として、2月半ば、まず責任論を回避するための守りに動いた。3月後半には欧米での感染拡大をチャンスとみて、攻勢に転じた」

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