台湾の存在感向上に期待 台湾・国史館館長「民主社会信じれば克服可能」

台湾の公的研究機関、国史館の陳儀深館長(河崎真澄撮影)
台湾の公的研究機関、国史館の陳儀深館長(河崎真澄撮影)

 台湾総統府直属の歴史研究機関「国史館」の陳儀深館長が14日までに産経新聞とのインタビューに応じ、台湾が新型コロナウイルス感染の早期封じ込めに成功したことについて「民主社会を信じれば必ず乗り越えられる」と評価した上で、台湾の国際社会における存在感の向上に期待感を示した。(河崎真澄)

 --台湾の新型コロナ対応は迅速だった

 「台湾は(歴史的経緯から)中国共産党のことを世界で最もよく知る立場にあり、その動きに敏感だ。東西冷戦の時代から現在まで一貫して、共産党の中国と対峙(たいじ)する最前線に立っている。危機管理に加え、情報の収集能力も高く、武漢の事態は昨年12月に把握していた」

 --台湾は中国の政治圧力でなお世界保健機関(WHO)に加盟できない

 「(18、19日に行われる)WHO年次総会に台湾がオブザーバー参加できるかどうかが鍵だ。新型コロナへの対応で国際社会には、台湾が中国とは明らかに異なる存在だとの認識が改めて広がり、コンセンサスが生まれた。台湾から人種差別被害を受けたと発言したWHOのテドロス事務局長には、中国寄りの姿勢を続けているとして、辞任を求める署名が世界中から100万人以上集まった」

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