久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ

疑惑まみれの旧挺対協元代表、尹美香氏の驚くべき逆ギレ反撃

韓国総選挙に与党「共に民主党」の比例代表から出馬した「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」前代表の尹美香氏=韓国・南海(本人提供・共同)
韓国総選挙に与党「共に民主党」の比例代表から出馬した「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」前代表の尹美香氏=韓国・南海(本人提供・共同)

 韓国の慰安婦支援団体である旧「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協、現在は「日本軍性奴隷問題解決のための正義記憶連帯」=正義連)の元代表で、4月の総選挙で与党議員となった尹美香(ユン・ミヒャン)氏がこのほど、元慰安婦として最も有名な李容洙(イ・ヨンス)さん(92)から「利用されるだけ利用された」「募金や基金は慰安婦に使われたことがない」などと激しい非難を浴びた。内紛は、尹氏と旧挺対協による「政治とカネ」疑惑に発展し、次々に新事実が露呈している。これに尹氏と与党「共に民主党」は、自分たちに向けられた批判を「親日派の陰謀」「保守系メディアと野党の謀略」だと“逆ギレ”し、反撃に出た。内紛は泥仕合の様相で、慰安婦問題を根底から揺るがす可能性もある。

政治とカネ、子女の留学、夫への支援?…

 慰安婦問題の関係者で尹美香氏を知らない人はいない。旧挺対協に創設時から参加し、ソウルの日本大使館前での水曜デモを主導してきた。国連人権理事会に慰安婦問題を取り上げるよう働きかけたり、日韓合意に基づく和解・癒し金を慰安婦たちに受け取らないよう説得したりと、近年の反日慰安婦運動をリードしてきた人物だ。

 一方の李容洙さんもまた有名人。2年半前、トランプ米大統領が訪韓した際、「独島エビ」なる料理が出た韓国政府の歓迎晩さん会にピンク色のチマチョゴリで出席し、トランプ氏に抱き付いていた。2007年、米下院で可決された慰安婦問題をめぐる日本政府への謝罪要求決議のときは証言の席で泣き叫んで訴えた。日米でも数多くの講演やメディア出演で知られ、李さんをモデルにした映画は韓国で大ヒットした。

 今回は、そんな元慰安婦の顔と韓国慰安婦問題のリーダーが衝突したのだ。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください