ソウルから 倭人の眼

慰安婦支援団体の疑惑に見る韓国らしさ

ソウルの日本大使館前での抗議集会で演説する尹美香氏(名村隆寛撮影)
ソウルの日本大使館前での抗議集会で演説する尹美香氏(名村隆寛撮影)

 韓国では元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)と前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)氏(55)による募金・寄付金の不正流用などの疑惑で、ついに正義連が検察の捜査を受けた。さらに、元慰安婦が暮らす施設「ナヌムの家」でも、寄付金がらみの不正疑惑が暴露された。「日帝の被害者」と祭り上げてきた老女(元慰安婦)を結局は食い物にしていた疑惑からは、相変わらずの“韓国らしさ”が見える。(ソウル 名村隆寛)

善意の仮面の裏で

 今回の一連の疑惑は、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(91)が会見で「募金がどこに使われている分からない」と尹氏や正義連を批判したことで火が付いた。

 不明朗な飲食費の会計記録▽亡くなった元慰安婦による奨学金の正義連幹部の子弟らへの優先支給▽米大学で音楽を学んでいる尹氏の娘の高額な留学費の出どころ▽元慰安婦のための施設の売買▽慰安婦問題の日韓合意に基づく日本政府拠出の金を「受け取らないように」と元慰安婦に圧力をかけた疑惑-などだ。

 複数の市民団体からの告発を受け、検察は捜査に入っており、真相は今後、次々に明らかにされる見通しだ。疑惑が事実なら、尹氏らは約30年にわたり「ハルモニ(おばあさん)を守る」「共に戦う」と豪語し、善意を前面に出しつつ結局は元慰安婦を反日運動に駆り立て、食い物にしていたということだ。「詐欺」とのそしりを受けても仕方がない。

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