米政府が台湾に魚雷売却へ 自主建造潜水艦向け 中国を牽制

トランプ米政権は台湾の自主建造潜水艦向けに魚雷を売却する。中国牽制が狙いだ=5月25日、ホワイトハウス(ロイター)
トランプ米政権は台湾の自主建造潜水艦向けに魚雷を売却する。中国牽制が狙いだ=5月25日、ホワイトハウス(ロイター)

 台湾の蔡英文政権が計画を進める自主建造の潜水艦向けに、トランプ米政権がMK48大型誘導魚雷18発の売却を決めたことが26日までに分かった。台湾の国防部(国防省に相当)の関係者が明らかにした。米国と中国の対立が安全保障面でも厳しさを増す中、米政府として台湾の潜水艦建造を支援する姿勢を明確にした。(田中靖人)

 売却は蔡総統の2期目の就任式が行われた20日に米国が発表したが、自主建造潜水艦向けとはされていなかった。台湾周辺では最近、中国の空母や爆撃機が活動し、米国が対抗して艦艇や航空機を派遣する構図が続く。蔡政権が対中抑止の要とする潜水艦への魚雷売却は、台湾の安全保障への米国の関与を象徴的に示す狙いがあるとみられる。

 蔡政権は2017年3月に自主建造計画を正式始動させた。担当する造船会社によると、排水量2500~3千トンとなる見通しで、今年中に初期設計を終え、1隻目は24年の進水、25年の就役を目指す。

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