黒瀬悦成の米国解剖

「法と秩序」回復急げ 極左の暴力扇動に拒否感

1日、米ワシントンのホワイトハウス前で、白人警官による黒人男性暴行死事件を巡り抗議する人々(UPI=共同)
1日、米ワシントンのホワイトハウス前で、白人警官による黒人男性暴行死事件を巡り抗議する人々(UPI=共同)

 米中西部ミネソタ州ミネアポリスでの白人警官による黒人暴行死事件を受けて全米に拡大した抗議行動は、極左過激勢力の介入などによる暴徒化が進むにつれ、平和的なデモ参加者や一般国民の間で「法と秩序の回復」を求める声が急速に強まりつつある。

 ■デモの「2つの顔」

 抗議デモには「昼の顔」と「夜の顔」がある。ホワイトハウス前など首都ワシントン市内でのデモや暴動を昼間から深夜にかけてほぼ連日取材しているうちに行き着いた結論だ。

 日中のデモは、デモ参加者が議会議事堂とホワイトハウスの間を比較的整然と練り歩き、付近の警官に悪罵を浴びせたりする以外は目立った波乱はない。

 ところが、日が沈んだ途端、デモ隊に黒ずくめの一団が次々と合流し始める。彼らは警官隊に花火やペットボトルを投げつけて執拗(しつよう)に挑発し、缶スプレーで建物に落書きをし、参加者らに暴力行為を奨励する。

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