全体主義に走る中国 「独裁」危機に強権対応 天安門事件31年

 【北京=西見由章】中国当局が民主化を求める学生らを武力鎮圧した1989年の天安門事件から4日で31年となる。香港の反政府デモによる混乱、新型コロナウイルスの発生と世界への拡大、そして米中対立の激化。再び共産党の一党独裁を揺るがす内外の難局に直面した習近平指導部は、戦時のように全体主義化を加速させており、世界の不確実性が一層増しそうだ。

 「(民主化運動が高まった)31年前の北京は現在の香港のようだった。政治問題を自由に議論できた。だが今の中国はますます全体主義に向かっている」。

 大学1年だった31年前、北京で民主化運動に参加した政治研究者の男性(49)は、香港で再び血なまぐさい弾圧が起きることを危惧する。

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