台湾日本人物語 統治時代の真実

(6)「自治・自由」の台北高校

台北高の卒業証書を見せる川平朝清氏
台北高の卒業証書を見せる川平朝清氏

トップでも難関

 沖縄放送協会会長やNHK経営主幹を務めた川平朝清(かびら・ちょうせい)(92)は昭和15年、台北高校尋常科(旧制中学に相当)へ入学した。琉球王家に繋(つな)がる家柄で、祖父は、最後の尚泰王(しょう・たいおう)の側近だった。テレビなどで活躍中のジョン・カビラ、川平慈英(じえい)ら兄弟の父親である。

 川平は、日本統治時代の台湾・台中生まれ。大正末期、母の親類を頼り、一家は沖縄から台湾へ移ってきた。当時は沖縄からの移住者が多かったという。

 川平は台北の小学校から台北高尋常科に合格する。中高一貫7年制(尋常科4年・高等科3年)の同校の尋常科の募集定員は1クラス40人のみ。「各小学校でトップの成績でも…」と言われたほどの難関だった。

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