台湾周辺空域で米中台軍機が応酬 高雄市長リコール後 矢板明夫

台湾高雄市で、市長リコールが成立したのを受け、記者団にあいさつする元総統候補の韓国瑜氏=6日(共同)
台湾高雄市で、市長リコールが成立したのを受け、記者団にあいさつする元総統候補の韓国瑜氏=6日(共同)

 【台北=矢板明夫】台湾南部の高雄市で親中派の韓国瑜市長が6日にリコールをされた後、台湾海峡周辺で軍事的緊張がにわかに高まっている。中国軍の複数の戦闘機が9日、台湾の西南空域に進入。台湾軍機の警告を受け離れたが、その直後、沖縄発の米軍機が台湾の「領空」内を飛行した。台湾上空を舞台に、米中台の軍用機の応酬が激しくなっている。

 台湾メディアなどによると、9日午前、複数の中国軍のスホイ30戦闘機が台湾南西部の防空識別圏(ADIZ)に入った。台湾空軍機の警告を受け、しばらくしてから離れた。台湾の軍事評論家、呉明杰氏は「今年になってから中国軍機が台湾に接近したのは6回目だが、今回の規模は最大級。特に対地、対艦攻撃能力の高いスホイ30を出したことは、台湾に対する威圧効果を狙った可能性がある」と分析した。

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