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人気イケメン歌手が不正受験うっかり告白 有力者の“利権共同体”にネット民激怒

中国の人気歌手、仝卓氏が受験の不正を告白した様子を伝える国営中央テレビ(CCTV)の番組
中国の人気歌手、仝卓氏が受験の不正を告白した様子を伝える国営中央テレビ(CCTV)の番組

 中国の人気男性歌手が自ら大学受験時の不正を告白し、ネットユーザーから激しい批判を受けている。出演していた番組は軒並み降板となり、教育当局が調査に乗り出すなど騒ぎは拡大する一方だ。背景には、人生を左右する大学受験で親のコネや賄賂を使った不正が蔓延(まんえん)しているという国民の不信感と怒りがある。(北京 西見由章)

 騒動の渦中にいるのは今年、中国版紅白歌合戦といわれる年越し番組「春節(旧正月)連歓晩会」にも出演した仝卓(どう・たく)氏(25)。歌唱力に加えて「顔値が高い(イケメン)」とされる上、身長184センチでスタイルも良く、歌手だけでなく俳優としても活躍の場を広げていた。

 そんな絶賛売り出し中だった仝氏が全てを失うことになったきっかけは、5月22日にネット中継したファンとのやりとりだ。

 大学受験が話題になり、仝氏は当時浪人していたことを明かした上で、自らこう暴露した。「第1志望の大学に絶対行きたかったが、そこは新卒者しか募集していなかった。それでいろいろと(手段を使って)…私は新卒者になった」

 結局、仝氏は高校の卒業年次を偽る不正まで行ったものの、第1志望の解放軍芸術学院(現国防大学軍事文化学院)には合格できず、第2志望の中央演劇学院歌劇学部に入学することになる。いたずらっぽい笑顔で語っていることから、仝氏はただの“自虐ネタ”のつもりだったようだ。

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