核兵器開発許した20年… 南北共同宣言“破綻”浮き彫りに

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の金大中(キム・デジュン)大統領と北朝鮮の金正日(ジョンイル)総書記が初の南北首脳会談で共同宣言に署名してから15日で20年を迎えた。北朝鮮は15日も金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長を非難したビラ散布をめぐる韓国への報復を強調し、祝賀ムードとはほど遠かった。この20年は、北朝鮮が韓国を揺さぶりながら援助を引き出し核・ミサイル開発を着実に進めた歴史でもあった。

 「北南(南北)関係の総破綻をもたらした責任から絶対逃れられず、報復行動は決着まで続くだろう」

 北朝鮮の15日付の党機関紙、労働新聞は、韓国の脱北者による正恩氏非難ビラを放置したとして韓国政府にこう警告。2018年の首脳間合意で開城(ケソン)に設置した共同連絡事務所について「跡形もなく崩れ、次の敵対行動は軍に委ねられる」という正恩氏の妹、金与正(ヨジョン)党第1副部長が13日に予告した内容も繰り返した。

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