7月初めに施行か 「香港国家安全法」草案の審議始まる

記者会見する中国外務省の趙立堅副報道局長=18日、北京(共同)
記者会見する中国外務省の趙立堅副報道局長=18日、北京(共同)

 【北京=三塚聖平】中国国営新華社通信によると、中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)常務委員会は18日に開いた会議で、香港に導入する国家安全法の草案の審議を始めた。名称は「香港国家安全維持法」とした。先進7カ国(G7)の外相が「重大な懸念」を表明するなど、欧米各国は高度な自治を認めた「一国二制度」の崩壊につながると再考を促すが、習近平指導部は早期の法律制定を目指している。

 草案では国家の分裂、政権の転覆、テロ活動、海外勢力と結託して国家の安全に危害を与える-という4つに分類された犯罪行為を明記した。香港で昨年から激化している反政府デモなどを取り締まるのが狙いとみられる。

 「海外勢力と結託して国家の安全に危害を与える」については、5月下旬に王晨(おう・しん)・全人代常務委員会副委員長が香港への国家安全法制の導入について説明した際には、「海外勢力が香港について干渉する活動」が取り締まり対象になると説明していたが、対象範囲を限定させている。

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