中国、強める対豪州圧力 輸入禁止や渡航自粛要請

オーストラリアのモリソン首相(ゲッティ=共同)
オーストラリアのモリソン首相(ゲッティ=共同)

 【シンガポール=森浩、北京=三塚聖平】新型コロナウイルスの起源について独自調査を要求したオーストラリアに対し、中国が事実上の報復とも言える対抗措置を打ち出している。豪州産牛肉輸入の一部禁止や自国民の渡航自粛要請などを実施。19日には大規模なサイバー攻撃に関与しているという疑惑も浮上し、対立は深刻化する一方だ。

 「あらゆるレベルの組織が標的となっている」

 豪州のモリソン首相は19日の会見で、豪州を標的とした大規模なサイバー攻撃が続いていることを明らかにした。攻撃の頻度は増えつつあるといい、政府機関や企業、学校、インフラ事業者にセキュリティーの強化を呼びかけた。個人情報の大規模な流出は確認されていないという。

 モリソン氏は、攻撃元について「規模と性質から国家を基盤とした巧妙なものであることが分かっている」とコメント。具体的な国名について明言を避けたが、記者からは関係が悪化する中国の関与を疑う質問が上がった。

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